TOEIC本番に遅刻したらどうする？電車遅延・体調不良・寝坊した時の対処法

TOEIC受験当日に

「電車が遅れていて間に合わない」
「体調不良で遅れてしまいそう」

などの事態に陥ると、パニックになってしまいますよね。

ただ、受付時間終了までに間に合わないさそうだからといって、まだ諦める必要はありません。正しく対処すれば、遅刻した場合でもTOEICを受験できる可能性があります。

本記事では、TOEICの受付終了時間に間に合わない場合の対処法や、遅刻しそうな場合にやるべきことを詳しく紹介します。遅刻しそうな場合でも正しく対処して、後悔しないようにしましょう。

また、遅刻せず落ち着いて受験するためのチェックリストも紹介します。近いうちに受験を控えている方も、万が一の場合に備えて、遅刻しそうな場合の対処法や遅刻しないためのチェックリストを把握しておきましょう。

TOEIC当日のスケジュール

TOEICに遅刻しそうなときの対処法を知る前に、まずはTOEIC当日のスケジュールを把握しておきましょう。

TOEICを実施している一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会が公開しているTOEIC当日のスケジュールは以下のとおりです。

	午前	午後
受付	9:25～ 9:55	14:05～14:35
試験の説明・音テスト	9:55～10:20	14:35～15:00
試験開始〜試験終了	10:20～12:20	15:00～17:00
問題用紙・解答用紙の回収	12:20～12:35	17:00～17:15
解散	12:35（予定）	17:15（予定）

午前・午後ともスケジュールは固定で、受付時間終了までに受験会場入口に設置された受付に到着していなければいけません。

受付時間は30分しかなく受付も混雑するため、受付開始時間よりも前に会場に到着している人が多いです。

余裕を持って到着し、近くのカフェや公園などでTOEICに向けて気持ちを整えている人も少なくありません。

また、受付時間終了から試験終了までは休憩時間がないので、受付前に食事を済まし、試験開始までにトイレを済ませるようにしておきましょう。

受験会場で着席したら、机に置かれている受験のしおりを確認し、解答用紙A面への記入を始めてください。

TOEIC試験本番に遅刻はできるの？

一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会の公式ホームページでは、TOEIC当日について下記の旨が記載されています。

受付終了時間までに会場入り口にある受付に到着していなければ遅刻とみなされ、原則として受験はできません。

ただ、場合によっては多少遅刻しても入室が認められるケースもあるようです。

試験官の裁量によるため、「絶対に大丈夫」というわけではありませんが、10分前後の遅刻であれば諦めずに会場に向かいましょう。

TOEICに遅刻したら返金・振替はできる？

TOEICに遅刻した場合、いかなる理由であっても返金は行われません。

当日遅刻した場合はもちろん、事前にキャンセルした場合も同様です。

また、試験開始前に連絡したとしても振替はできません。ただし、先述したとおり、新型コロナウイルスが陽性の場合や発熱・咳・咽頭痛などの体調不良で感染の疑いがある場合は、振替受験が実施されています（2023年2月時点）。

TOEIC試験本番！パターン別遅刻しそうなときの対処法3つ

今まさに「TOEICに遅刻しそう」という場合、どうすればいいのでしょうか。

受付終了時間が迫って、気が気ではないかもしれませんが、冷静に対処することが大切です。3つのパターン別に対処法を確認していきましょう。

1. 自分の都合で遅刻してしまいそうなとき

電車の乗り間違え、道に迷ってしまった場合や、寝坊など自分の都合で遅刻しそうなときの対処法は、とにかく急いで会場に向かうことです。こういった都合の場合、IIBC試験運営センターに連絡しても対応してもらえません。

「絶対に受付時間終了に間に合わない」という場合でも、多少の遅刻ならとにかく急いで会場に向かいましょう。

2. 発熱・咳・咽頭痛などの体調不良で遅刻しそうなとき

2023年2月時点で、新型コロナウイルス感染予防対策として、陽性反応が出た人や発熱・咳・咽頭痛など感染の疑いがある人には、振替受験が用意されています。

発熱・咳・咽頭痛などの体調不良で遅刻しそうな場合は、無理せず振替受験をするようにしましょう。

振替受験を希望する場合は、医師の診断書やPCR検査結果などの提出が必要です。

ただし、新型コロナウイルスが収束したとみなされた場合、振替受験の制度が終了する可能性もあります。詳細は受験日の約2週間前に送られてくるメールに記載されていますから、最新情報を確認しておきましょう。

ワクチン接種による発熱や体調不良は、振替受験の対象外です。

3. 交通機関の影響で遅刻してしまいそうなとき

事故や自然災害により、交通機関に大幅な乱れが出たときや運休してしまったときは、試験当日の15:30までにIIBC試験運営センターに電話で連絡をしてください。

公式ホームページに具体的な対応は書かれていませんが、何らかの対応をしてもらえる可能性はあります。

IIBC試験運営センター 電話番号：03-5521-6033

基本的には土日祝には対応していませんが、TOEIC試験当日は8:00～15:30は電話を受け付けています。S&W Testの場合は8:00～17:30が対応時間です。

ただし、「交通機関の大幅な遅延や運休による影響があった場合」と記載されているので、数分程度の遅延は対応してもらえない可能性が高いことは理解しておきましょう。

落ち着いてTOEIC受験するためのチェックリスト

上述した通り、一部例外もありますが原則として遅刻をするとTOEICは受験できません。

遅刻をせずに落ち着いて受験するためのチェックリストを紹介しますので、必ず確認しておきましょう。

1. 前日に持ち物をチェックする

TOEIC当日に必要なものは下記です。

また、2023年2月時点では、マスクも必須の持ち物になっています。忘れ物がないように、前日に持ち物をチェックしておきましょう。

証明写真1枚・本人確認書類は規定があるので、一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会の公式ホームページで確認してください。

2. 会場までのルート・所要時間を確認する

インターネットやアプリのルート案内を使って、会場までのルートと所要時間を確認しておきましょう。特に初めて行く会場の場合は注意してください。

受付時間のギリギリにならないように到着予定時間を決め、逆算して出発予定時間を決めておきましょう。利用するルートも確認し、乗り換えがある場合は、乗り換え時間にも余裕を持てるようにします。

3. 遅延に備え、代替ルートを確認する

余裕を持って出発したとしても、不測の事態が起きて電車やバスが遅れてしまうことがあります。

利用する予定の電車やバスが遅延した場合、代替ルートがあるのかどうかも確認しておくと安心です。

4. 余裕を持って起きる

TOEICを落ち着いて受験するためには、当日起きる時間も重要です。

ギリギリに起きてしまうと、遅刻する可能性が高くなりますし、気持ちも落ち着きません。準備にかかる時間を踏まえて、いつもより余裕を持って起きるようにしましょう。

最後の追い込みをしたくなる気持ちもわかりますが、前日に夜遅くまで勉強するのは逆効果です。早めにベッドに入って、スッキリした気持ちでTOEIC当日を迎えられるようにしてください。

まとめ

今回はTOEICに遅刻しそうなときの対処法や、状況別のやるべきこと、遅刻せず落ち着いて受験するためのチェックリストを紹介しました。

遅刻しないように入念な準備をしておくのがベストですが、どれだけ徹底していても不測の事態が起こる可能性はあります。

受付終了時間までに間に合わなかったとしても、受験させてもらえるケースもあるようですから、自分の都合で遅刻してしまいそうなときは、安全に気をつけつつ、急いで会場に向かいましょう。

事故や自然災害による交通機関の大幅な遅延や、新型コロナウイルスの感染が疑われる場合は、今回紹介した内容を参考に正しく対処してください。

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