TOEIC500点から600点を目指す!必要な勉強時間と勉強法とは

TOEIC500から600点に上げる勉強法

こんにちは。TOEIC満点講師の西牧です。

私は今までスクールや大学でTOEICを教えることはもちろん、TOEICプログラムの開発や監修をしてきました。

そしてこれまで教えてきたなかで、TOEIC600点を取れずに悩んでいる方をたくさん見てきました。みなさん、各々に工夫して勉強をたくさんしているにも関わらず、スコアが伸びず悩んでいる人は少なくありません。

そこで今回はTOEIC500点ぐらいで停滞している人が、600点に上げるための勉強方法・おすすめ教材を解説していきます。また、学習方法や解答方法だけでなく、600点を目指す上での心構えなどもお話ししていきます。

特に600点が取れなくて悩んでいる人は、是非読んで頂けたら嬉しいです。

この記事を書いた人

西牧健太

西牧 健太

国内・独学でTOEIC L&R990 点を取得。大学卒業後アメリカとポーランドに渡り、大学院で心理言語学を学ぶ。外資系企業勤務、英語コーチングスクールでコンサルタント兼語学研究所の所長を務める。現在はフリーランスとして、TOEIC L&R / S&W、ビジネス英会話を中心に、どんなレベルの人にも適切な指導ができるコーチとして活躍中。

この記事を監修した人

セレン

セレン

留学経験、海外経験ゼロから31歳で英語学習を独学で開始しTOEIC LR満点、TOEICスピーキング満点、英検1級を取得。日本最大手IT企業にてTOEIC研修&英語学習カウンセリングを6年間担当。英語事業コンサルティング、高校生英語指導も行う。「英語のあたらしい読みかた」著者。

目次

TOEIC500点と600点の違い|評価や英語レベルは?

まずはTOEIC500点と600点との違いについて、見ていきましょう。

TOEIC500点について

スコアレベルや評価

TOEIC500点台の方の英語レベルは、簡単な英語ならゆっくり読むことはできますが、ビジネスレベルの英語はまだわからないことばかり、というくらいです。

500点を持っている人は、「まだビジネス英語としては使えない」と評価されるでしょう。

そして英語が使えるようになるには、「まだまだ時間がかかる」と思われてしまいます。

必要な英語力

まずここまでのレベルに持って行くためには、高校の基礎ぐらいまでのレベルが必要です。

大学受験で高得点を取るようなレベルは必要ありませんが、文法項目などは習ったことの概要くらいは頭に入っていて、単語もよく使われるものだけでも覚えておけば、500点ぐらいのスコアを取ることができます。

TOEIC600点について

スコアレベルや評価

600点になると、少しずつ英語が理解できるようになってきます。特にリーディングの場合、メールなど簡単なビジネス英語なら、ゆっくり読めるようになってきていると思います。

このレベルでは、英語力だけを頼りにビジネスで英語を使うことはできないかもしれません。しかし高いコミュニケーション能力や、よく使う英語のみに慣れれば、多少使うことができるでしょう。

また、「今後勉強すれば英語で仕事ができるようになるかもしれない」というポテンシャルを感じさせるようなスコアでもあります。

必要な英語力

600点のスコアを取るには、高校の基礎をマスターしているのはもちろんのこと、大学受験でもある程度点数が取れるくらいの英語力が必要です。

文法事項なども、細かいところまで完璧でなくても問題ないですが、重要事項はしっかりと頭に入れておく必要があります。例えば「完了形とは?」と聞かれた時に、完了形の形と意味を自分から言えるぐらい理解していくことが必要です。

TOEIC500点から600点に上げるために必要な英語力と勉強時間

それではここからは、500点から600点に上げるための具体的なお話をしていきます。

TOEIC600点の壁を越えるために必要なこと

TOEIC600を超えるためには、一言で言えば基礎の完成をさせることが必要です。 特に

  1. 単語
  2. 文法
  3. 発音

は必ず押さえなければいけないところです。

解答テクニックはあくまで、自分の英語力を最大限発揮するための最後の一押しです。まずはこれからお話しする単語、文法、発音の力を高めましょう。

それではそれぞれ一つずつ解説していきます。

1. 単語

まず最も大切なのは、日本の学校教育でもメインで教えられる単語と文法です。

スコアが停滞してしまうと、解答スキルや速読方法など、

何か特別な勉強をしなければいけなかったのか

と悩み始めてしまう人がいます。しかし一番大切なのは、学校で習ってきた単語と文法の完成です。

単語と文法は、これから英語力を高めていくための土台になります。600点の壁を越えられずに、停滞したり、悩んでしまったりする人は、ここができていないことがほとんどです。

どのように勉強したらいいのかというと、

まず単語は簡単な単語帳から勉強し始める

ということです。

単語帳を選ぶ時に重要な事は、半分位は知っている単語帳から始めることです。その理由は、簡単な単語帳=「出会う確率が高い単語が載っている」ということだからです。

難しい単語(出会う頻度が少ない単語)を10個覚えるよりも、簡単な単語(出会う頻度が高い単語)を1つ覚える方が大切なのです。

おすすめしているのは、目標スコアの単語帳を2つ終わらせることです。1つのレベルが終わると、ついその上に入ってしまいがちですが、1つの単語帳ですべてをカバーすることはできません。

そのため、600点を目指す人用の単語帳を2つくらい終わらせると良いです。1周終わらせただけだとすぐに忘れてしまいますので、必ず復習し、英語を見て一瞬で意味がわかるようにしましょう。

2. 文法

文法に関しては、まずは中学英語の復習から始めましょう

先ほどは「高校レベルの英語力が必要」とは言いましたが、実は文法に関しては中学レベルで大切なことがほとんどカバーされています。そのため、中学で学ぶ文法が一番大切ですし、それがマスターできればTOEICで必要な文法はほぼ終わりとも言えるでしょう。

しかし中学英語だからと言って、気を抜いてはいけません。実は中学生でも結構難しい文法を習っているのです。

教材に関しては、中学レベルでもいろいろありますが、特に「これなら確実にわかりそう」と思えるレベルが良いです。その理由は、挫折しないで文法の全体を把握するため。特に、一人で勉強する初級者の人は、文法は簡単な一冊から始めて挫折しないようにしましょう。

どこまでやったらいいのかというと、問題を解くときに

  • 答えが正しい理由
  • そしてその他の選択肢が正しくない理由

も簡潔に言えるようになるまで理解することです。完璧に理解したとしても忘れてしまいますので、また日を改めて簡潔に解説できるかを確認します。

そこまで徹底的にすることでしっかり身に付きますので、必ず解説ができるくらいまで勉強しましょう。

3. 発音

リスニングの改善のために学んでほしいのが発音です。特に音声変化のルールを学ぶのはとても重要です。

もちろん、単語自体の発音が分からなくて聞き取れない人もいますし、それはそれで解決しなければいけません。しかし、発音を覚えればいいだけなので、時間はかかりますが解決方法はシンプルです。

一番苦労するのが、

知っている単語だし、発音もわかっているはずなのに、速くて聞き取れない

という問題です。

しかしその「速くて聞き取れない」というのは、実は速くて聞き取れていないのではなく、音声変化が分かっていないことが原因です。

音声変化で特にリスニングに影響を及ぼすのは、

  1. 「つながる」
  2. 「消える」
  3. 「弱くなる」

の3つです。

つながって、消えて、そして弱くなるのですから、自分が思っているよりも、速く聞こえてしまうのです。

そのため実は「速くて聞こえない」というのは、これらの発音のルールが身についてないというのが理由のことが多いです。 

これらのルールを学んで身につけていくのが、リスニングの近道と言えるでしょう。

TOEIC600点の壁を越えるために必要な学習時間

それではTOEIC600点を超えるには、どれくらいの学習時間が必要でしょうか。

実は、TOEICのスコアを上げるにはどれぐらいの時間がかかるのかを調査した研究があります。その研究によると、

550点の人が650点に上げるには225時間の勉強が必要

と言われています。

わかりやすく、100点アップには200時間程度の勉強が必要ということでお話ししていきましょう。

とても古い研究ではありますが、今までに500人以上を指導してきた実感としても妥当な時間だと感じます。

社会人で200時間は無理だと感じるかもしれませんが、スキマ時間や移動時間を使うと達成することが可能です。特に、平均すると1時間近くある通勤時間を使うと、学習時間は比較的簡単に確保できます。

例えばその通勤時間だけで勉強して、家では時間を取らないという状況で計算してみましょう。

そうすると、通勤時間が往復で2時間あるので、毎日勉強ができるのは2時間。週に5回働くとすると、一週間で10時間の勉強ができるので、一か月あたり40時間という計算になります。 

通勤時間だけと言うと、果てしない期間がかかってしまうかと思った方もいるかもしれませんが、実は通勤時間だけでも5ヶ月程度勉強すれば達成することも可能です。

もし社会人でも、これに加えて毎日1時間の自宅学習ができるならば、1日3時間の学習時間が確保できます。それで計算すると、週5日で週に15時間、月で計算すると60時間確保することができ、3~4カ月で200時間が達成できます。

目標達成までの期間は、自分ならどれくらいの期間で200時間が取れるか、逆算して考えてみましょう。

TOEIC500点から600点達成に向けた学習戦略とおすすめ教材

それでは最後に、これまでの内容を踏まえて、どのように学習していけばいいのか、そしてどのような教材がおすすめなのかをお話しします。

学習の全体戦略

全体的な戦略としては、

基礎力アップをした後に、直前対策として最低限の解答テクニックを身につける

のが良いです。

基礎力アップに関しては、先ほどお話しした単語、文法、発音の練習を徹底しましょう。

それができたら、受験の1カ月前くらいから直前対策をしましょう。

時間配分や、Part 3&4の先読みなど、知っているだけでスコアアップにつながることがあります。またいくら英語力・知識があっても、テクニックを知らないと回答が難しくなる問題があり、本来の実力を発揮できないこともあります。

実力が発揮できずにスコアが上がらないと、やる気がなくなってしまうだけでなく、目標達成も遅くなってしまいますので、気を付けましょう。

直前対策

直前対策で行うことは大きく2つあります。

  1. 解答技術を学ぶこと
  2. 試験に慣れること

です。

直前対策 1. 解答技術を学ぶ

TOEICの解答技術に関して丁寧に説明されているため、こちらの教材から学ぶとよいでしょう。


【別冊模試・CD-ROM・音声DL付】TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術-受験票が届いてからでも間に合う11日間の即効対策プログラム

これをやっただけで英語力が上がるというものではありませんが、すべてのPartの解き方のコツが解説されています。スコアを伸ばしやすいPartから始め、自分の英語力を発揮するためには、非常に良い教材です。

直前対策 2. 試験に慣れる

次に慣れですが、これはTOEICの公式問題集の一択です。


公式TOEIC Listening & Reading 問題集 9

公式に出されている問題集ですので、問題内容やレベル感は、本番と同じです。

どのように解けばいいか、頭に入っているだけでは実戦で使えませんので、必ず公式問題集で練習しておきましょう。

*2022年11月の時点では「9」まで発刊されていますが、なるべく最新のものを入手することをおすすめします。

【リーディングパート】TOEIC500点から600点達成に向けた学習法とおすすめ教材

それでは次に、リーディングパートに絞った勉強の方法とおすすめの教材をお話ししていきます。

リーディングパートは、主に

  • 文法
  • 単語

を勉強することが大切です。まずは単語と文法を固めながら、Part5に集中すると良いです。

Part 6&7に関しては、文法と単語ができれば解けるようになってきます。「速読ができなくて終わらない」という悩みが多いですが、600点くらいのうちは最後まで終わりません。終わらなくても気にせず、自分のできるところまで頑張れば大丈夫です。

リーディング対策1. 文法

まず文法の基礎知識が入っていない人は、必ず全体像を把握できるように、教材を1つ終わらせましょう。

文法の基礎を一通り終わらせるためにおすすめなのがこちらの教材です。


【音声DL付】 TOEIC(R)テスト 中学英文法で600点!

中学英文法を網羅しながら、特にTOEICで大切なところが詳細に説明してあります。まだ文法の全体像がつかめていない人はこちらから始めましょう。

説明が多い教材ですが、読むだけで終わらせるのではなく、問題を解いて、正解になる理由を説明できるようにすることが大切です。また各文法項目に関しても、形や意味が自分で説明できるようにしましょう。


そして次にある程度文法の概要が分かっていて、TOEICの問題に慣れたいという人はこちらがおすすめです。


【全英文音声・解説音声DL付】TOEIC(R) L&Rテスト 英文法 ゼロからスコアが稼げるドリル

この教材は、Part5の文法・品詞問題に特化していることと、簡素化されたPart5の問題形式で勉強できるのが特徴です。

各文法項目の一番大切なところに着目し、問題文自体が非常に短く、選択肢も2つしかない問題ばかりです。

TOEICのPart5に出やすい項目をテスト形式で練習してみたいが、まだ本番レベルだと難しい方におすすめです。


最後に、文法は大学受験などでしっかり勉強した方や、上記2つの教材が終わって本番形式で練習したい、という方にはこちらがおすすめです。


TOEIC L&R TEST 出る問特急 金の文法 (TOEIC TEST 特急シリーズ)

この教材は、ポイントの解説もありますが、何より問題中心になっているのが特徴です。

問題が本番に近いため、実際のレベルも体験して慣れていきながらも、文法の知識を補強したい人におすすめです。

問題中心になっているため、問題を解いて終わってしまいがちですが、先ほどお話ししたように、正解の理由と、その他の選択肢が不正解の理由も説明できるように徹底的に学習していきましょう。

リーディング対策2. 単語

単語学習で最も大切なのは、教材選びです。

教材選びを間違えると、出題頻度の低い単語ばかり覚えてしまうことになり、スコアにつながりませんので気を付けましょう。

単語の学習方法で大切なのは、

「英語を見て日本語を思い出す作業を繰り返すこと」

です。語源を使うなど、なかなか覚えられない単語を、少しでも覚えやすくするテクニックはあります。

ですが、すべてにそれを使っていると時間がかかりすぎてしまいますので、まずは力技で数を稼ぎ、出来る限りの単語を覚えてしまいましょう。

その際に気をつけることは、あまり考えすぎないということです。

もちろん全く思い出そうとしないのは良くないですが、10秒も20秒も考えているのはよくありません。思い出そうとする時間は長くても5秒ぐらいで、思い出せなかったらすぐに答えを見てしまいましょう。

おすすめの単語帳は3つあります。

まず一番おすすめなのがこちらです。


[音声DL付]キクタンTOEIC L&Rテスト SCORE600 キクタンTOEICシリーズ

この教材は、左側に英語、右側に日本語というオーソドックスな作りなので、非常に使いやすいです。

また600点レベルの単語がとても多く掲載されており、後半では熟語も学習することができます。

メインは左側のページで、英語から日本語を思い出すという練習をして、どうしても覚えられないものがあったり、少し飽きてしまった時には、右側のページで例文を見たりしてみると良いでしょう。

ただし、注意点があります。『キクタン』と言うとCDを使うイメージですが、CDはあまり使いません。最初に発音の確認をするために聞いても良いですが、発音の確認が出来たら英語から日本語を思い出す、という勉強に集中しましょう。


次におすすめなのがこちらです。


TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

『キクタン』と同じくらいおすすめで、できれば『キクタン』と『銀のフレーズ』の両方を終わらせていただきたいです。

レベルは600点くらいですが、収録されている単語が『キクタン』とは少し違いますので、お互いの弱点をカバーできます。

強いて言えば、『銀のフレーズ』は英語と日本語が上下に載っているので、少しだけ勉強がしづらいのが弱点です。

ですが逆に、フレーズを使って日本語から英語の勉強ができますので、学習のバリエーションを増やすという意味でもよいでしょう。


最後に、まだ余力がある人にはこちらがおすすめです。


TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

先程ご紹介した『銀のフレーズ』と同じシリーズですが、『銀のフレーズ』よりも少しだけレベルの高い単語が載っています。

この教材の注意点は、レベルが高すぎる単語も載っているということです。

600点を目指す人なら、単語を強みにしたいとしても、『金のフレーズ』の中の730点レベルまでで良いでしょう。

それ以降の単語は600点レベルでは費用対効果が非常に低いです。もったいない気はしますが、まだ勉強しないようにしましょう。

【リスニングパート】TOEIC500点から600点達成に向けた学習法とおすすめ教材

では最後に、リスニングパートの学習法とおすすめの教材についてお話しします。

リスニングパートは、大きくPart1&2の短文問題と、Part3&4の長文問題に分かれます。

自分の苦手箇所にもよりますが、それぞれ多少おすすめの教材が違いますので、ご紹介します。

リスニング対策1. 短文パート(Part 1&2)

短文のパートは一語一句しっかりと聞き取ることが大切です。そのため特に、先ほどお話しした、音声変化について学ぶことがとても大切です。

そこでまず一つおすすめなのが、こちらの教材です。


瞬時にわかる英語リスニング大特訓

この教材では、音声変化のルールや、日本人が間違えやすい発音などを、短い文章でポイントを絞って説明してくれています。また、一つの項目に対して短い文がいくつもあるので、短いながらもたくさん練習ができます。

この教材に限らず、リスニングの勉強すべてに共通することですが、「聞いて終わり」ではなく、必ず発音するようにしましょう。

よく言われることですが、特に音声変化に関しては、発音ができると聞き取りが圧倒的にしやすくなります

発音の練習をするというより、ものまねをするつもりで、徹底的に練習をしてみてください。発音ができるようになった頃には、聞き取りもできるようになっているはずです。

まだ基礎的な音声変化を学ぶという面では、こちらの教材で十分でしょう。


次に、基礎から始めたいが、問題の形式にも慣れたいという人はこちらがおすすめです。


【全英文音声DL付】TOEIC (R)L&Rテスト リスニング ゼロからスコアが稼げるドリル

こちらの教材はPart2で頻出の問題を練習できます。

Part2には、実はとてもシンプルに解ける問題が混ざっています。Part2を苦手とする人は、簡単に正解できる問題も落としてしまいがちです。そのような取りこぼしがないように、基礎を徹底するにはこちらの教材がおすすめです。

もちろん、この教材も問題を解くだけでなく、発音の練習を徹底的にしていきましょう。

リスニング対策2. 長文パート(Part 3&4)

次にPart3&4の長文問題についてお話しします。

長文問題が解けるようになるためには、長文が聞けるようになる必要があります。そのため先ほど説明した音声変化の勉強に加えて、長い文を聞く練習が必要です。

まずその練習のためにおすすめの教材はこちらです。


【ハンディ版】TOEIC L&Rテスト出る語句1800+[音声DL付]

この教材は、ショートストーリーが250個も掲載されていて、それぞれ重要な単語も説明されています。

少し難しい部分もありますが、TOEICリスニングの本番くらいのレベルの練習がたくさんできるのが特徴です。

リスニングをするのはもちろん、音読をしたり、最終的にはシャドーイングができるように練習してみると良いでしょう。

一つ注意点は、音声がTOEIC本番と同じくらいのレベルなので、600点を目指す方には少し速く感じることです。そのためシャドーイングは完璧を目指すと、挫折してしまいます。

リスニングと音読を中心に、「シャドーイングは半分ぐらいできればいい」という気持ちでやってみましょう。そうすると、少しずつシャドーイングもうまくなってきて、リスニング力も上がっていくでしょう。


最後に紹介する教材はこちらです。皆さんご存知の、TOEIC公式問題集です。


公式TOEIC Listening & Reading 問題集 9

こちらは何のためにおすすめかと言うと、シャドーイングなどの基礎的な英語力アップにももちろん使って欲しいのが一つの理由です。

しかし問題慣れという意味で、特にPart3&4対策で使って欲しい教材です。その一番の理由は、特にPart3は、話の流れのパターンが決まっているため。問題をたくさん解いていると、話の流れに慣れてきます。

また、Part3&4で共通ですが、 設問のパターンも同じようなものが繰り返し使われます

Where does the conversation most likely take place?
(この会話はどこで行われているか?)

のような問題はほぼ間違いなく出てきます。

そこで設問のパターンや、設問によく出てくる単語を覚えておくと、本番でも同じような設問に出会う確率は高く、先読みがしやすくなります。

本番と同じナレーターの声で収録されているということも特徴です。もちろん他の音声で練習してもいいですが、人はそれぞれ話し方や声の特徴がありますので、同じ人の音声が聞けると安心すると思います。

まとめ

本記事では

  • TOEIC500点から600点のレベル感
  • 600点に上げる学習方法や教材

について紹介しました。

600点を目指すにあたって注意してほしいのは、テクニックに頼るのではなく、英語力アップに重点を置くことです。遠回りに見えますが、それが最短の方法です。

絶対的な学習時間は必要ですが、勉強さえすれば必ず600点は取れます。今回お話ししたことを参考にしてプランを立て、諦めずに実行してみてください。

参考:TOEIC600点を取れない… 500点台の壁で伸び悩む原因と効果的な対策法

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